hta0123みなさん、こんにちは!
沖縄では「もとぶ八重岳桜まつり」が始まりましたね。全国で一番早い桜…春の到来がとても羨ましいです!こちら富山の桜の見頃は、4月上旬ですので、あと2ヶ月ちょっとの辛抱でしょうか。

さて、今回は沖縄と富山の共通点に触れてみたいと思います。一見、共通点など見つからないように見えますが、実は、“昆布”の消費量が多いという共通点があるんです。

これは、歴史的な背景によるものです。18世紀、北海道と本州を北前船が行き来していました。北海道からは、昆布やニシンが出荷され、富山などを経由して最終的には大阪まで運ばれます。売薬業が盛んであった富山は、北海道から仕入れた昆布を、今度は薩摩を通じて沖縄に運び、沖縄からは薬の原料を送ってもらっていたのです。昆布はこのようなルートを通って沖縄と富山で多く消費されるようになったということです。

沖縄では、沖縄そばに入れたり、炒め物に入れたりなどして、料理に昆布を多用しています。一方富山では、かまぼこに昆布を使ったり(昆布巻きかまぼこ)、お刺身を昆布で挟む「昆布じめ」もよく食べられています。おにぎりにも「とろろ昆布」を巻いて食べますし、少し注意して見てみると生活の中に昆布がたくさん使われていることに気付きます。小さい頃からの習慣ですので、普段は意識しない限り気付かないのですが…。

使い方や使う昆布の種類こそ違いますが、料理の中に“昆布”を多用するという点は沖縄と富山の明確な共通点です!今度は、私も沖縄料理「昆布イリチー」を作ってみたいと思います。