もうすぐ6月、いよいよ梅雨が近づいてくる頃ですが、北海道には梅雨がありません。梅雨前線が北海道に到達するころには勢力がすっかり衰えていることがその原因だそうです。

さて、そんな新緑が眩しい6月の上旬、札幌市中心部には人と熱気が溢れることとなります。「YOSAKOIソーラン祭り」が開催されるからです。

このお祭りは1992年、当時の北海道大学の学生が高知県の「よさこい祭り」と、北海道の民謡「ソーラン節」を組み合わせて誕生させたものだそうです。ここまで人々に愛されることとなった行事を生み出したこの大学生の行動力と発想力には驚かされるばかりです。

鳴子

このお祭りの基本ルールは以下の2点です。
1. 音を発することで、穀物を鳥による食害から守る、
「鳴子」と呼ばれる道具を手に持つこと。
2.踊りに用いられる曲の中にソーラン節のフレーズを入れること。

鳴子を手に、ソーラン節のフレーズに合わせて舞い踊る人々の熱気に触れるため、毎年全国から200万人の観客が訪れます。

お仕事や観光で北海道を訪れる機会がございましたら、皆様もぜひご覧いただければと思います。