皆様

こんにちは。ここ沖縄でも夕方以降の時間はかなり涼しくなりました。秋の足音が聞こえてきました。とはいうものの日中は猛烈に暑いですが。さて今回は沖縄の傭兵部長Kからのレポートです。

先日、沖縄の本部の「きしもと食堂」に行ってまいりました。超人気店です。ここはなんと、1905年の創業です。沖縄最古の沖縄そば屋と言われております。

昔ながらの伝統的な製法である、木灰(もっかい)を使った麺づくりが特徴です。ガツンとパンチの利いたカツオだしと、麺にのるラフテーが調和しております。行列の絶えない人気店ですが、奇跡的に入店できました。店内は実にクラシックな雰囲気。大正昭和の駄菓子屋の奥にある畳の部屋といった感じでしびれます!

1905年と言えば、日露戦争の真っ最中ですね。東郷平八郎率いる日本国連合艦隊が、世界最強の称号で世界中から恐れられていた帝政ロシアのバルチック艦隊を撃破した、まさにその最中に、ここ沖縄では沖縄そばの名店が開店したということですね。もちろん当時は琉球ですね。

当時は今よりも世界の距離が遠い時代です。とはいうものの日本の未来の分岐点となった日本海海戦で、もし逆の結果になっていたのであれば、きしもと食堂の沖縄そばも今のように楽しめなかった可能性は高いのではないでしょうか。

そんな思いにふけりながら、沖縄随一の歴史を誇る沖縄そばを堪能してまいりました!

本部町渡久地にあるきしもと食堂の本店は明治38年創業の老舗中の老舗。薪を焼いて残った灰を水に溶かし込んだ上澄みを麺に使用している木灰そば。お昼は地元や観光客の行列ができる超有名店です。

出典 沖縄観光チャンネル